モンキーポッド伐採・住民抗議
マノア・マーケットプレイスのモンキーポッドが論争を巻き起こしています。土地を所有し管理している『アレックサンダー&ボールドウィン社』は、モンキーポッドの根が、駐車場のアスファルトを押し上げ、歩行者がつまずくなどの障害になっているという利用者の苦情を受け、樹医に敷地内の51本のモンキーポッドの調査を依頼しました。その結果、セーフウェイとロングス・ドラッグスの間にある駐車場の7本のモンキーポッドの伐採と、他2本を移植をする必要があることを近隣委員会とも共有し、地域団体の『アウトドア・サークル』と『マラマ・マノア』と議論を進めています。その議論に対して住民で結成された『ザ・マノア・アライアンス』は、アレックサンダー&ボールドウィン社に対して、伐採と移植をしないよう求める請願書をウェブサイトに発表しました。マノア在住で元ハワイ州知事夫人のナンシー・キャラウェイ氏は「絶対に伐採を許してはいけません。彼らは9本の樹齢40年を超す木を取り除こうとしています。この地域に住みあの木を大切にしてきた住民を深く傷つける行為です」と語っています。アレックサンダー&ボールドウィン社は「不運にもセーフウェイとロングスの間にある木は最も根の成長が活発なため別の樹木への植え替えを検討しています。私達が最優先に掲げるのは、マノア・マーケットプレイスを安全で快適な環境に保つことです」と述べました。キャラウェイ氏は、アレックサンダー&ボールドウィン社にモンキーポッドを伐採しないと明確に表明して欲しいと嘆願しています。Star Advertiser
モンキーポッド 熱帯アメリカ原産のマメ科ネムノキ亜科ネムノキ属の常緑高木。別名レインツリー、アメリカネムノキ。ハワイ州オアフ島のモアナルア・ガーデンのモンキーポッドは、日立グループのテレビコマーシャルでお馴染み。